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ストロイセル・クーヘン 丸とスクエア

●いつもは四角に焼いている「ストロイセル・クーヘン」ですが、今回は200グラムの粉量で丸いリースをひとつとスクエアを一枚作ります。クリスマス・リース風は、直径18センチのケーキ型で焼き上げます。表面カリカリの「ストロイセル・クーヘン」は、焼き上がりが雪が積もった印象になり、これからのシーズンにぴったりのパンに仕上がりました。あら熱が取れたらリボンでちょっとおめかし・・・食べれる可愛いリースの出来上がりです。メロンパンのトッピングがお好きな方ならきっとお気に召していただけるはず・・・


材料(直径18センチ×1個分 16.5センチ角×1個分)
強力粉           140グラム
薄力粉            60グラム
砂糖             25グラム
ドライイースト        8グラム(小匙2と3分の2)
塩              2グラム
バター            35グラム
水             100CC


◇フィリングとして◇
フランスパン専用粉      85グラム
バター            53グラム
グラニュー糖         25グラム
レモン汁          数滴

1−パン生地を捏ね上げる

手順
1.今回の生地は、いつものパン生地のように、しっかり捏ねる生地ではありません。手捏ねでもそれほどたいへんではないくらい・・・そこで今回は、ホームベーカリーで捏ねだけやってもらいました。水分量が少ない生地ですので、ボッシュのマシーンは使用しません。ホームベーカリーのポットに強力粉、薄力粉、砂糖、ドライイースト、塩を入れて混ぜます。その上に柔らかくしたバターをのせます。


2.水を注ぎながら捏ねだけを行います。このときの捏ね時間は7〜8分で良いです。マシーンにお任せですと、やり過ぎてしまいますので、ご自身でタイマーをセットして7〜8分で終了させましょう。捏ね上がりの状態は、生地を薄く伸ばすと切れてしまいますがそのくらいで良いです。
3.捏ねが終了したらラップをして15分おきます。






2-フィリングの用意をする


4.この間にフィリングの準備をします。ボールにフィリング用のバターを入れ柔らかくします。バターは溶かすのではなく、柔らかくするだけです。そこへグラニュー糖を混ぜ込みます。そしてレモン汁も加えます。最後にフランスパン専用粉をふり入れ混ぜ合わせます。そぼろ状になればOKです。これでフィリングは完成です。固めずにぼろぼろした状態にしておきます。





3-パン生地の分割

5.15分置いた生地を軽く打ち粉をふった台に取り出します。ここで分割をします。まず二等分に分けます。ひとつはスクエアの分です。もうひとつはさらに二等分にします。こちらは丸いリースの方です。どちらも丸め直して約10分間、生地を休めましょう。キャンバス生地を被せ乾燥しないよう休めましょう。(3ピースベーカーにキャンバス生地を敷き、そこへ並べ蓋をすると便利です)













4-リースのパンの成型

6.いよいよ成型です。まずリースの方から・・・小さい生地の2つを使います。手のひらで生地をかるく押してひっくり返し、手前3分の1をたたみます。反対側の3分の1もたたみます。さらにがま口を感じでピチっと閉じます。これで棒状になりました。(この作業をすることで、パン生地のグルテンの方向が左右に向かうので、後の伸ばす作業がやりやすくなります)


7.次にこれを手のひら全体を使って転がしながら、長くのばしていきます。手前、向こうと転がしながら長く、長く伸ばしましょう。目安は長さ30〜33センチ。ここまで伸ばせばOKです。(もちろん一気に65センチまで伸ばせればそれに越したことはないのですが、パン生地を均等に長く伸ばす作業は大変なので、とりあえず均等に30センチまでがんばって伸ばしましょう)


8.30センチに伸ばした生地をスケッパーで縦半分にカットしして65センチの細長い生地にします。不均衡にならないよう同じ幅にカットしましょう。このとき全部カットせずに端っこを少し残しておきます。これを長く広げると、あっという間に長さが倍になりました。同じものをもう一本作ります。


9.2本一組で、交互に縄を編む要領で1本に仕上げていきましょう。端っこは、しっかりと生地をつまんでおきます。ねじった「しめ縄」のようになりましたか?そしてこんもりした縄状になった生地を麺棒で少し押しておきます。


10.生地を両手で持ち、ぐるりと丸い型の側面に沿って置きます。型ごとにすっぽりラップをし、35度ところで約30分発酵させます。














5-スクエアパンの成型

11.次にスクエア生地です。ねかせた生地を軽く打ち粉をふった台に取り出します。ここで大事なことは丸い生地を四角にすることです。そのやり方はこうです。手前、向こうと、麺棒をあてて四隅を残します。そして最後に角を外側に向けて伸ばします。こうすると丸い生地が四角になるはずです。


12.四角になった生地を型の大きさに合わせてひとまわり大きく伸ばします。型のサイズまで伸ばしたら、生地に切り込みを入れます。生地全体の膨らみを均一にするためと「ストロイセル・クーヘン」の食感のために切り込みを入れてから、型に並べましょう。

13.型ごとにすっぽりラップをし、35度ところで約30分発酵させます。発酵の状態は、生地の厚みが約1.5倍に膨らんだらOKです。









■焼き上がった「ストロイセル・クーヘン」をお友達のお家に持っていくなら・・・お手持ちのリボンの中からクリスマスカラーのリボンを選んで可愛らしくあしらってみてください。ポイントは幅の広いリボンは大きめに、細いリボンは小さめに結びます。そして合わせてつかうとバランスが取れます。

■四角い「ストロイセル・クーヘン」には麻ひもが合います。でもちょっと寂しいので、大きなサイズのレースペーパーをあしらってみました。大判のレースペーパーの周囲の部分だけを使って、ギャザーを寄せてたらホッチキスで留めます。これを「ストロイセル・クーヘン」の真ん中に置いて麻ひもを結ぶだけ!クリスマス用のタグがあれば添えていただくと一段と可愛くなります。



6-リースのパンの焼き上げ

14.最終発酵が終了したら準備しておいた「フィリング」をたっぷりのせ、180度のオーブンで約16〜17分焼きます。
15.表面にキツネ色の焼き色が付いたら焼き上げは完了です。オーブンから取り出し、型を5センチの高さからトンと落とし生地ショックを与えます。そして型から取り出し、網の上で冷まします。





7-スクエアパンの焼き上げ


MEMO 丸いケーキ型に沿ってまん丸の「ストロイセル・クーヘン」とスクエアの薄い「ストロイセル・クーヘン」が出来ました。お友達へのおみやげにするのなら、お手持ちのリボンをあしらっていただくと良いですね。ぜひお手持ちのケーキ型に合わせてお試しくださいませ。



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