「おにぎりころりん型」でパンのおにぎりを焼きましょう!



●パン好きの私にとって、おにぎり型のパンがいただけるなんて・・・!!それではさっそく生地量40グラムでおにぎりパンを焼き上げましょう。今回の妙技は焼くときに生地の入った型を天板に伏せて焼くことです。そして大事なことは、その上に重石の役目をする大きめのケーキ型をのせること!ぜひお手元のケーキ型、あるいはパン型を乗せて焼いてください。
材料(8個分)
強力粉           180グラム           
ドライイースト        3.4グラム(小匙1と4分の1)
塩              1.7グラム(小匙3分の1)
砂糖             16グラム
バター            12グラム(柔らかくしておきます)

卵2分の1個+水       117〜126CC
◇具として◇
キーマカレー
三角チーズ
アンコ
野沢菜のゴマ油炒め
茄子のゴマ味噌炒め
ウインナー
イチゴジャム
ポテトサラダ
などお好みの具を用意します。
手順

※ まず型の準備をしておきます。型内側にショートニングを塗っておきます。特に一番最初は少し多めが良いです。








おにぎり型はこちら

各材料は冷蔵庫にあるもの、あるいはパントリーにあるもの、など温度に差があります。計量するときにはすべてが室温になっていると良いですね。特にバターは冷たいので柔らかくする必要があります。かたいままで使用するのは避けましょう。強力粉はふるいにかける必要はありません。砂糖、塩は固まっている場合がありますので、必ず指先で固まりをつぶしてから使用します。正確に計量をしましょう。大匙や小さじにたよらずに、秤で正確な計量をします。
WINGでご紹介している基本のレシピはカメリアを使った場合の配合です。スーパーキングやパリジャン、・・・など他の粉を使用した場合は水分量が異なります。また、水を牛乳に置き換えると発酵不足になります。また、スキムミルクを加えた場合の水分量は今回の配合とは異なります。
パン生地の発酵温度についてはこちらのページに詳しくご紹介しておりますので、一度ご覧ください
パンの発酵温度について


●捏ねあげ
計量した塩、砂糖、ドライイーストを強力粉の上に接しないように置きます。これはドライイーストが塩と砂糖に触れないようにするためです。「どうせすぐに捏ね始めるのだから一緒に合わせても大丈夫!」などと思っていると、そんなときに限って、急に電話がなり、うっかり長電話してしまうことがあるんです。ドライイーストはとてもデリケートなものです。ですから必ず塩、砂糖とは接触しないように準備しましょう。このことは使うマシーン、手捏ねに関係なく、準備する際に大事なことポイントです。
3.中央をくぼませ、準備した水分(卵+水)をほんの少量残し、注ぎ入れます。少量残すのは生地の固さを確認するためです。手捏ね場合、熟練度や季節により入れる水分量は異なります。柔らかすぎてやりづらいこともありますが、頑張って規定の水分量を入れます。(夏場などかなりやりづらいですが慣れてくればなんとかなります)
4.手のひら全体で捏ねましょう。かなりべたべたしますが徐々に馴染んできます。
5.おおよそ粉に水分が入り込んだらバターを投入します。五本指の間から生地を押しだす感じでバターを生地に馴染ませます。真上から体重をかける感じで馴染ませると良いです。


6.生地にバターが馴染んできたらそろそろ台に取り出します。伸ばしては丸めるという作業を約15分行います。
7.徐々に生地がなめらかになります。捏ね上げが完了したかどうかは指全体で生地をそっと伸ばし確認しましょう。生地が切れることなく、薄く伸びたらOKです。表面をきれいに丸め直します。
●手捏ねはやればやるだけどんどん上手になります。約15分の捏ねも慣れてくるとスピードが出せるようになり12〜13分で出来上がります。

●-分割→ベンチタイム→成型→第2発酵→焼き上げ
1、台に薄く強力粉を振り生地を取り出します。スケッパーで8等分に分割します。正確に分割するなら、一個につき約40グラムに分割です。分割したら、表面をツルンときれいになるよう丸めてキャンバス生地の上でベンチタイムです。乾燥させないよう上にもキャンバス生地をかぶせ大きなビニール袋に入れておけば、もう完璧です。10分間のベンチタイムをとります。(3ピースベーカーズにキャンバス生地を敷いて生地を並べ蓋をすると生地に負担がかからず最適です)
2、10分のベンチタイムが終了したら成型です。台に生地を置き麺棒で手前、向こうと麺棒をかけてガス抜きをします。生地を手のひらにのせ真ん中に準備した具をのせ包み込みます。ピチっと閉じ、このとじ目が側面にいくよう型に生地を入れます。
3、表面に軽く霧を吹き、第二醗酵にはいります。36度で40分待ちましょう。表面が乾燥しないよう大きなビニール袋に入れると良いです。このときも3ピースベーカーズがあれば型を並べ蓋をすると乾燥せず、しかも中の状態が確認できますので、3ピースベーカーズを愛用してます。
4、オーブンは190度予熱しておきます。第二発酵が終了したらいよいよ焼き上げです。今回は生地の入った型を伏せて天板に並べます。勢いよく伏せずに、そっと伏せてあげてください。(勢いをつけると生地がびっくりしてしまいますよ)伏せた型の上に重石になる別の大きめのケーキ型をのせてください。(今回はロールケーキ型を使用しました)これで準備完了です。

5、オーブンに入れたら180度にし、12〜13焼きます。

6、重石の型をよけ「おにぎりころりん型」をそっと持ち上げます。キツネ色にカリっと焼き上がったおにぎりころりんを網の上にのせあら熱を取ります。


MEMO おにぎりの形を活かした中身を用意しても面白いですよ。たとえばシーチキンマヨネーズ、明太子マヨネーズ、牛肉の時雨煮などご飯のおにぎりの具を入れてもなかなかのものです。仕上に海苔を巻くとこれはもうどこから見ても「おにぎり」です。ぜひお試しくださいませ。ますますレパートリーが増えますよう!
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