まん丸たこ焼きパン

●まん丸たこ焼きみたいなパンが焼けました!本来はプチサイズのマフィンを焼くための「ミニマフィン型」ですが、パン生地を並べて焼いてみたら、びっくりするほど、たこ焼きにそっくりなパンに焼き上がりました!パクッとひとくちサイズがとにかく可愛いー!生地量は一個につきたったの15グラム。トッピング次第でかなり楽しめます。トッピングの材料はお家にあるものを中心に用意してお試しくださいませ。

型の容量 366ミリリットル
材料(12個取りマフィン型・一台分)
強力粉         97グラム
ドライイースト     1.9グラム
塩            1グラム
砂糖          10グラム
バター         10グラム
卵20グラム+水     63〜66グラム

◇トッピングの材料として◇
プチトマト、バナナ(上にグラニュー糖をふる)、ポッキー、粉チーズ、メロンパン用のクッキー生地、羊羹、オリーブ、チョコ、ピザ用チーズ、白ゴマ、かぼちゃ、強力粉


材料(12個取りマフィン型・一台分とおまけのパン一個)の場合
強力粉        130グラム
ドライイースト     2.6グラム
塩            1.3グラム
砂糖          13グラム
バター         13グラム
卵30グラム+水     85〜90グラム


各材料は冷蔵庫にあるもの、あるいはパントリーにあるもの、など温度に差があります。計量するときにはすべてが室温になっていると良いですね。特にバターは冷たいので柔らかくする必要があります。かたいままで使用するのは避けましょう。強力粉はふるいにかける必要はありません。砂糖、塩は固まっている場合がありますので、必ず指先で固まりをつぶしてから使用します。正確に計量をしましょう。大匙や小さじにたよらずに、秤で正確な計量をします。
WINGでご紹介している基本のレシピはカメリアを使った場合の配合です。スーパーキングやパリジャン、・・・など他の粉を使用した場合は水分量が異なります。また、水を牛乳に置き換えると発酵不足になります。また、スキムミルクを加えた場合の水分量は今回の配合とは異なります。
パン生地の発酵温度についてはこちらのページに詳しくご紹介しておりますので、一度ご覧ください
パンの発酵温度について


●捏ねあげ
計量した塩、砂糖、ドライイーストを強力粉の上に接しないように置きます。これはドライイーストが塩と砂糖に触れないようにするためです。「どうせすぐに捏ね始めるのだから一緒に合わせても大丈夫!」などと思っていると、そんなときに限って、急に電話がなり、うっかり長電話してしまうことがあるんです。ドライイーストはとてもデリケートなものです。ですから必ず塩、砂糖とは接触しないように準備しましょう。このことは使うマシーン、手捏ねに関係なく、準備する際に大事なことポイントです。
3.中央をくぼませ、準備した水分(卵+水)をほんの少量残し、注ぎ入れます。少量残すのは生地の固さを確認するためです。手捏ね場合、熟練度や季節により入れる水分量は異なります。柔らかすぎてやりづらいこともありますが、頑張って規定の水分量を入れます。(夏場などかなりやりづらいですが慣れてくればなんとかなります)
4.手のひら全体で捏ねましょう。かなりべたべたしますが徐々に馴染んできます。
5.おおよそ粉に水分が入り込んだらバターを投入します。五本指の間から生地を押しだす感じでバターを生地に馴染ませます。真上から体重をかける感じで馴染ませると良いです。
6.生地にバターが馴染んできたらそろそろ台に取り出します。伸ばしては丸めるという作業を約15分行います。
7.徐々に生地がなめらかになります。捏ね上げが完了したかどうかは指全体で生地をそっと伸ばし確認しましょう。生地が切れることなく、薄く伸びたらOKです。表面をきれいに丸め直します。
●手捏ねはやればやるだけどんどん上手になります。約15分の捏ねも慣れてくるとスピードが出せるようになり12〜13分で出来上がります。
分割→ベンチタイム→成型→第2発酵→焼き上げ

1 .第一発酵が終了したら、台に取り出し1個に付き15グラムの分割をします。12個の小さなパン生地をきれいに丸めなおし、ベンチタイムにはいりましょう。キャンバス生地の上に並べ上からもキャンバス生地をかぶせます。(ノルディックウェアの3ピースベーカーズは蓋付きなのでお奨めです)10分のベンチタイムです。+おまけのパンも準備した方は、同様にきれいに丸めてベンチタイムに入りましょう。

2.ベンチタイムが終了したら、台に取り出し、もう一度丸め直し型に並べます。そして第二醗酵に入ります。薄っすらと霧を吹き、34〜35度のところで約35分待ちましょう。表面が乾燥しないよう「3ピースベーカーズ」に入れておくと良いです。蓋付き容器がない場合は、大きめビニールにすっぽり入れておきましょう。乾燥させないことが大事です。

3.ふっくらと2.5倍ほどに膨らんだら、表面に溶き卵を塗り、お好みのトッピングをして180度のオーブンでおよそ12焼きます。

MEMO お菓子にもパンにもご使用いただける予想以上に使えるミニマフィン型。1個がプチサイズですのでとにかく可愛らしい仕上がりのパンになりました。焼き上がった量は、一枚ではちょっと物足りないくらいの量ですので、2枚持っていたいケーキ型です。


おまけのパンはこうしましょ!


●メインのパンを計量して余ったパン生地は、ランチタイムにぴったりの成形パンです。いつものパン生地でも成形が変わると味まで違って感じます。ぜひお試しくださいませ。

*** 成形のポイント ***

◎4本のねじった生地が見えますが、これが意外と簡単!60グラムほどの生地で作ります。成形はこんな感じです。

1.麺棒で楕円に大きく伸ばします。
2.楕円の長い方をタコの足のように、スケッパーで細く切り込みを入れて8本します。反対側の端っこまでは切り込みをいれません。切り込みは片側のみです。
3.切り込みを入れたお隣同士のパンをねじります。8本が4本になりました。
4.根元部分は切り込みを入れてませんので、平らなところにベーコンの細切りをガバっとのせます。ベーコンは多めがいいです。
5.切り込み部分が上になるように、きっちりと巻いていくだけです。この成形は中身が見えるとより効果的なパンです。溶け出してしまうような具は避けた方が良いです。トッピングは粉チーズです。
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