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1 林檎を煮る
2 クランブルを作る
3 パイ生地を作る
アーモンドプードルたっぷりのダッチアップルパイ
アップルピーラーとノルディックのパイ用パン大活躍!

●菓子パンやダッチアップルパイの上に乗せてあるあのぽろぽろした、ちょっと甘いクランブル、このクランブルをたっぷりのせて「簡単ダッチアップルパイ」を作ってみましょう。サクッ・・・カリッ・・・美味しさにまで立体感が出て、いつものパターンに飽きてしまった方にお奨めのアップルパイです。パイというと生地を二枚(パイ皿の一番下に敷く分と、上にのせる分)準備するのですが、このダッチアップルパイは下に敷くパイ生地だけで良いのです。上にはぽろぽろしたクランブルをたっぷりのせて焼き上げます。おそらくメロンパンのあの表面のカリカリ部分が大好きな方は、きこのダッチアップルパイに、はまってしまいますよ。いろいろな便利グッズを駆使して「LET'S TRY!」しかしながら、いつも思うことは香りをお届けできないことが・・・残念!!

●リンゴの皮むきはクルクル簡単に!ぶきっちょなアメリカ人でなくてもあると嬉しいリンゴの皮むき器。プラスしてスライスまでできちゃう、この優れもののお陰で今年の秋はリンゴにはまっています。何はともあれハンドルをグルグル回してリンゴのスライスからはじめます。リンゴは水分がたっぷり含まれていますから、お砂糖とレモン汁をだけで煮ていきます。弱火でコトコト煮るのは焦がさないため。あたり一面リンゴの甘い香りに包まれます。ついついクルクルやり過ぎて、冷蔵庫のリンゴを全部、皮むき&スライスしないように気をつけましょう。と申しますのも、あまりに簡単に皮むきとスライスができるものですから・・・・・ご忠告を含め念のため、お伝えしておきます。(調子にのってやり過ぎてしまった私がいうのですから・・・)

●パイ生地は失敗のないビスケット生地で作ります。クッキー生地とも言いますが、このビスケット生地はリンゴだけでなく、他のパイにもよく合いますからぜひお試しください。リンゴの代わりにお食事にピッタリのミートパイにもよく合いますし、ヘルシーに仕上げるなら、ラタテュイユを具にしてもGOODです。サクサクの食感はとても評判の良いパイ生地です。今回はノルディックのパイ用パンを使用してみました。大きさが小さめなことと高さがあるのでリンゴをたっぷり入れることができます。こびり付きにくいフッ素加工のパイ皿なのも嬉しいですね。

材料(直径17.8×高さ3.7センチ1台分と直径7.5センチのタルトレット型3個分 )
◇ビスケット生地◇
薄力粉        210グラム
バター        100グラム(柔らかくしておきます)
砂糖          40グラム
冷水          30CC
塩          ほんのひとつまみ 
※ パイ皿の大きさからみるとパイ生地の材料が少し多めですがこのくらい用意するとやり易いです。余ってしまった生地はもう一度伸ばし、小さめの型でタルトレット3個分として焼いてください。


◇フィリング◇
リンゴ          2個
砂糖           90グラム
レモン         薄くスライスしたもの2〜3枚


◇クランブル◇
薄力粉           30グラム
バター           30グラム(柔らかすぎず、硬すぎないくらいの状態で)
グラニュー糖        30グラム
アーモンドプードル     30グラム



【手順1】
◇初めにリンゴを煮ていきます◇
1.リンゴはアップルピーラーにセットし、グルグル回転させて皮を剥きながらスライスをしていきます。芯の部分もくり抜けますから、らせん状にスライスできたら縦半分にカットします。ここまではアッという間の出来事です。(包丁でカットする場合は皮を剥き、たてに4分の1にカット。厚さ3〜4ミリの小口切り)
2.お鍋にリンゴと砂糖・レモンを入れて弱火にかけ、落し蓋をして煮ます。(りんごからかなり水分が出てきますので、水はいっさい入れません)
3.初めのうちはリンゴの水分が出てませんから、こびりつきやすいです。砂糖とリンゴがよくからむように、お鍋を上下にあおると良いです。リンゴから水分が出始め、火が通ってくるとだんだんとすきとおってしんなりしてきます。水分がほとんどなくなるまで煮詰めていきます。
4.煮詰まるころが一番焦げやすいので、そばについていてください。煮詰まってきたら火を止め、冷まします。これでリンゴの準備はOKです!

【手順2】
◇クランブルを作ります◇
5.薄力粉・グラニュー糖・アーモンドプードルをボウルに入れ、全体を均一にします。次にバターを加えスパチュラで均一になるよう全体を切る感じで、よくなじませます。何度も何度も切りながら全体が均一になり、ぽろぽろ状になれば良いです。バターが柔らか過ぎるとなめらかな状態になりすぎてしまうので、ぽろぽろの状態にするために適度なかたさのバターが良いです。ここのところはポイント!
6.出来上がったぽろぽろの生地をひとかたまりにしないで、そぼろ状のまま冷蔵庫で冷やします。30分くらい冷やすと生地が安定しますので、そのまま使用するまでねかせておきます。2〜3日の間なら冷蔵庫で、それ以上置くようでしたら冷凍庫で保存してください。

【手順3】
◇ビスケット生地を作ります◇
7.ボウルに柔らかくしたバターを入れて泡だて器で軽くホイップします。次に砂糖を加えさらに攪拌します。砂糖が完全にバターに溶けたらOKです。泡だて器はここで終了です。
8.薄力粉と塩はいっしょにふるっておきます。ふるった粉類の半量を「7」のボウルに加え、スパチュラで合わせます。混ざったら残りの粉類も加え合わせていきます。だんだんと固くなり合わせにくくなりますが、粉気が残っているうちに冷水を加えます。粉っぽいところがなくなるまでよく合わせます。
9.粉気がなくなったらスパチュラを置き、今度は手の平を使って生地をたたんでは折り込む感じで10回ほど捏ねます。そしてひらたいかたまりにし、ビニール袋に入れて冷蔵庫で少なくとも30分は寝かせましょう。
10.いよいよ生地を伸ばします。打ち粉は強力粉です。薄力粉に比べて粒子がさらさらなので生地に入り込みにくく、生地の仕上がりが良いです。余分な打ち粉を落とす場合にも、刷毛で落とすやすいです。さて台の上に軽く打ち粉をふり生地をおきます。最初は麺棒を転がすのでなく、上からギューと押す感じで倍くらいの大きさになるまで押しながら大きくします。次に打ち粉をふり、麺棒に体重をかけて大きく伸ばしていきます。大きく伸ばしたら、生地を三つ折にたたみ、また伸ばします。もう一度三つ折にたたんだら大きな丸形に伸ばします。パイ皿よりひとまわり大きめにカットし、パイ皿に敷きこみます。残った生地はもう一度丸め直し、直径7.5センチのタルトレット型(マドレーヌ型でも良いです)を3個取ります。タルトタンバーでギューと押し付けると、簡単にタルトレット型に生地が押し付けられます。大きなパイ皿でも小さめのパイ皿でも、両面使えるタルトタンバーはなかなか有効的に使えます。タルトタンバーの代わりに、指先を使っても同様のことはできますが、生地に体温が伝わるのを防ぐことができます。指先が温かい方にはお奨めです!
11.敷いたビスケット生地の上に、パン粉を少量ふり(煮たリンゴの水分を吸収させるためです。)冷めたリンゴを広げます。冷蔵庫のクランブルをたっぷりのせて、180度のオーブンでおよそ15〜20分焼きます。クランブルのこんがりきつね色がめやすです。

MEMO 焼きたて、あつあつ、カリカリのダッチアップルパイをそのまま食卓へ、大きめに切り分け、バニラアイスを添え召し上がってみませんか。今回使用いたしましたノルディック社のパイ用パンはフッ素加工ですので、スルっと生地がはがれてくれました。そしてサイズが小さいのが良いと思います。ノルディック社のケーキ型は大きいものが多く、その中では際立ってコンパクトサイズです。日本のご家庭にはたいへん都合の良いサイズですね。

※ ノルディック社のコンパクトサイズの型には他に長方形のものがあります。トースターで簡単なオーブン調理をするためにできたもので、作りは丸のパイ用パンと同様にとてもしっかりとした型です。深めと浅めのタイプ、さらに温めなおし用の網も含まれているセットのことです。次回はこの四角い深めの型でビスケット生地でミートパイを焼いてみます。お楽しみに・・・

※ ダッチアップルパイの良いところはクランブルをあらかじめ作っておけるところです。真っ赤なリンゴをどっさり買ってきたら、ビスケット生地でリンゴを包み込んで焼き上げる「アップルパイ」にしますか?それともクランブルをたっぷりのせた「ダッチアップルパイ」にしますか?






コンパクトサイズのパイ皿はこちら   
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アップルピーラーはこちら
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スケール入りペストリーボードはこちら
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