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◇ブリキにシリコン加工が施されているとてもしっかりとした作りのフィナンシェ型です。一枚の鋼板で仕上げる型と異なり、ひとつひとつの小さなフィナンシェの形を枠にはめ込んで仕上げた手間をかけた型でございます。ブリキは熱伝導率が良いのでケーキ型に適した材質です。 焼き色も大事な美味しさのひとつですね
フィナンシェ型はこちら⇒
http://item.rakuten.co.jp/tubasa55/endo-86-03/
アーモンドの香りの外はカリっ、中はしっとりの香ばしフィンナンシェ
●マドレーヌなどに比べますとやや手間のかかるお菓子ですが手間をかけただけのことはあります。外はカリっと、中はしっとり、この食感に出会うたびに金型の良さを実感いたします。
材料(フィナンシェの型2枚分)
薄力粉 35グラム
アーモンドプードル 70グラム
バター 100グラム
卵白 3個
砂糖 70グラム
ハチミツ 大さじ1
材料(フィナンシェの型1枚分)
薄力粉 17グラム
アーモンドプードル 35グラム
バター 50グラム
卵白 1個と半分
砂糖 35グラム
ハチミツ 大さじ2分の1
手順
1.薄力粉とアーモンドプードルはいっしょにふるって
ボウル(左のガラスボウル)
に入れておきます。
2.
お鍋で焦がしバターを作っておきます。
焦がしバターは片手鍋にバターを入れて中火にかけます。ブクブクし始めたらお鍋を大きく円を描くようにゆすってさらに加熱させていきます。しばらくするとちいさな泡があふれる感じでたってきます。この泡がたってきたらほぼOKです。上からのぞいて色が変わってきた箇所があるはずですから、火からおろして全体をゆすって焦げ目を均一に付けます。泡が邪魔して濃い色が見えませんが上に浮いている泡だけをお玉ですくってみましょう。泡を取り去りきれいな透明感のある焦がしバターをそのまま冷ましておきます。
3.
別のボウル(左のオレンジボウル)
に卵白・砂糖・ハチミツを入れ、泡立てないように混ぜます。泡だて器を使わずに木べらやスパチュラで静かに砂糖を溶かしていきます。卵白のトロトロした部分を均一にするのがちょっとたいへんですが、ゆっくりと泡立てないようにかき混ぜます。ここで大事なのは静かに行うことです。
4.
「1」ボウルに「3」の卵白の液を入れます
。ここでもゆっくりと合わせていきましょう。そして粉気がなくなったら焦がしバターも加えます。鍋肌の焦げた部分や底の焦げたバターは入れずに透明なところだけ入れましょう。上手に入れるためには茶漉しで濾してから入れると良いです。同様に静かにかき混ぜて全体を均一にします。最初はバターが馴染みにくいですが、徐々に馴染んでなめらかな生地に仕上がってきます。ゆっくりと静かに行いましょう。
5.生地全体が均一になったらラップをして2時間寝かせます。翌日まで寝かせてもOKです。冷蔵庫から出したら、生地をもう一度均一に合わせスプーンですくってフィナンシェの型に入れます。生地が冷え過ぎていたら室温まで戻してからオーブンに入れます。
6.190度で5分、180度に下げて4〜5分焼きます。オーブンによって微妙に焼き時間が異なります。焼き上がりの2分ほど前にはオーブンの前で待機して焼き色をチェックしながらオーブンから出すタイミングを見極めてください。こんがりキツネ色がベストです。生地量が少ないので焼き時間は短いですね。
MEMO 今回はシリコン加工が施してある型を使用しました。もしお手持ちのフィナンシェ型がシリコン加工をしていない場合はショートニングや溶かしバターを塗ってから生地を入れてください。
目盛りの付いたホーローミルパン⇒
http://item.rakuten.co.jp/tubasa55/fujihoro-n-14m/