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オレンジピールとクーベルチョコレートの二色のマーブルケーキ

●可愛らしい柄のグラシン紙を敷き紙に使ったので、焼き上げたままのケーキをそのままおみやげに持っていきます。カットしたところによって切り口の模様はいろいろ。渦巻きもあればギザギザ、入道雲、スライム(?)まで、一つのケーキで二つの味が楽しめるマーブルケーキはおみやげにピッタリのケーキです。オレンジとチョコレートはとても相性が良いので、材料にもこだわりたいですね。

●いままでは無地の普通のベーキングペーパーを使っていたのですが、この可愛らしい柄のグラシン紙なら、焼き上げたケーキまでなぜかプロっぽく見えてちょっと得した気分です。

●数年前から気に入って使っている、この可愛らしい柄のグラシン紙は、普通のグラシン紙よりちょっと優れているところがあるのです。それは片面にシリコンコーティングされている点です。このシリコンコーティングのおかげで、素材の油分がしみ出ないのです。クッキーやケーキをラッピングする時なども、油分がしみ出ないことでとても幅広く使えます。だから後片付けもとってもラクチン!そしてその良さをもっとお知らせしたくて、ケーキを焼くときの敷き紙として使ったところをどうぞご覧ください。ベーキング用としても使えるこのグラシン紙は、焼き上げたそのままがとても雰囲気があります。だから頑張ったラッピングより、簡単なラッピングの方が素敵に見えてしまう、ホームメイドの強い見方のグラシン紙なのです。

●大きい方のサイズ35×50センチのグラシン紙ならSサイズの食パン型の敷き紙がちょうど2枚とれます。だからしばらくはSサイズの食パン型で焼くケーキがお友達へのプレゼントのケーキの定番です。食パン型といってもそんなに大きくないのがアメリカンサイズの食パン型の良いところ。一般的なパウンドケーキの型よりひとまわりほど大きいサイズとなります。このSサイズは、直径18センチのデコレーション型とほぼ同じくらいの容量になります。ですからこのSサイズの食パン型でスポンジケーキを作る場合は、卵3個で作るスポンジ生地が適切な分量とお考えください。このことを踏まえた上でスポンジケーキに限りなく近いヘルシーなケーキを作ってみましょう。マシーンはデロンギの「パティシエ」を使用しました。

材料(Sサイズ食パン型1本分)
卵                3個
グラニュー糖           120グラム
薄力粉              130グラム
アーモンドパウダー         30グラム
ベーキングパウダー        小2分の1
ココア               10グラム
クーベルチュール・チョコレート   50グラム             
溶かしバター            15グラム
オレンジピール           70グラム
アーモンドスライス         適量

手順
1.型の準備はグラシン紙を敷くことです。材料の準備としてはデロンギのボウルに卵を割りほぐし、人肌の湯せんで温めておきます。(卵を攪拌するときは湯せんした温かい卵をミキシングする方が泡立ちが良いです)薄力粉・アーモンドパウダー・ベーキングパウダーはいっしょにふるいます。ココアは粉類とは別に茶漉しでふるい別にしておきます。クーベルチュール・チョコレートは湯せんで溶かしておきます。オレンジピールは薄くスライス。それぞれの材料の準備ができたらミキシングを始めましょう。
2.デロンギのマシーンで卵をミキシングします。卵だけで4分のミキシング、続けて砂糖を加えさらに3分のミキシング。かなりフワっと軽くなってきます。ここで軽い仕上がりになっていないと焼き上がりが重くなりますので、空気をたっぷり含ませたふんわり状態にします。マシーンはここまでで終了です。
3.粉合わせはスパチュラで粘らないように合わせます。まだ粉気が十分残っている状態で生地を二等分します。きれいなボウルに生地の半分を移しオレンジピールを加えスパチュラで粘らないように粉合わせします。最後に溶かしバターを加え均一にしたらオレンジ生地は出来上がり。
4.もう半分の生地はチョコ味です。粉気が残っているところへ茶漉しでふるったココアと湯せんで溶かしたクーベルチュール・チョコレートを加え粘らないように全体を合わせます。粉気がなくなったらチョコ生地も出来上がりです。
5.グラシン紙を敷いた型にオレンジ生地を半分入れます。その上にチョコ生地を全部平らにのせます。一番上に残ったオレンジ生地をのせ、竹串を寝かせぐるぐる渦巻きを書くように生地を上下入れ替える感じで軽くかき混ぜます。生地の中央をややへこませてアーモンドスライスをたっぷりめにのせます。
6.180度のオーブンで40分焼きます。ケーキテスターで生地の焼き具合をチェックしましょう。何も付いてこなければ出来上がりです。オーブンから出し型からはずして網の上で冷まします。完全に冷めたら敷き紙ははがさずにナチュラル感を出すために麻ひもなどで結びカゴに入れたら完璧です。

MEMO バター控えめのケーキは、チョコレートとオレンジピールの香りがとてもよく合い、ヘルシーなケーキに焼き上がりました。バニラアイスや砂糖控えめの生クリームを添えてもとてもよく合います。また生地に加えるオレンジピールの味でケーキのお味はかなり左右します。オレンジピールそのままをいただいても美味しいものが手に入ったらぜひ焼いてみてください。今回のオレンジピールは私の気に入っている食材屋さんのオレンジピールです。色は決して鮮やかではないのですが、ケーキ生地に練り込んで焼いたときとても香りが良いのです。自由が丘のお隣の駅、田園調布の富沢商店さんで購入したオレンジピールです。(富沢商店さんはいろいろな食材を扱ってらして、お店に伺うとついついあれこれ手を出してしまいます・・・)

※ このバター控えめの二色のマーブルケーキは、スタッフの間では実は意見が二つに分かれたのです。ヘルシー志向のスタッフにはとても好評だったのですが・・・つまりこれなら朝食でもいけるそうです。バターがたくさん入ったケーキはコクはあリ過ぎて、最近ではひときれでも多く感じるそうで、このヘルシーマーブルケーキなら食欲のない朝食にもピッタリと太鼓判を押されました。しかし逆に、バターたっぷり高カロリーケーキが大好きなスタッフからは、「ちょっとさっぱりねー」と言う感想をもらいました。でもオレンジとチョコレートの香りはとても好評で、その高カロリーケーキが大好きなスタッフに言わせるとケーキというよりこれは「二色のマーブルケーキ&パン」のような気がするとのことでした。貴女はヘルシー派?それとも濃厚派?スポンジ生地とバターケーキ生地、それぞれのお好みのタイプがあると思いますが、さあ貴女なら今回の二色のマーブルケーキをどのように判定しますか?今回のケーキを10等分していただく場合、そのひときれのカロリーは約170キロカロリーです。バターが少ないのでこのサイズでひときれ170キロカロリーは期待通りの数字です。バターたっぷりのパウンドケーキの場合、ひときれでおよそ280〜310キロカロリーはありますから、ここはやはり控えめなケーキから始めましょうか。
(私個人の好みといたしましては、さっぱりしたオレンジ風味がストライクゾーンでした。最近は年のせいでしょうか、濃厚な生クリームや、濃厚バターのケーキを敬遠気味だったのですがこれならいくつでもいただけます。朝ごはんにしてもいいくらい・・・)


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材料(Mサイズ食パン型1本分)
卵                Mサイズ2個とSサイズ2個
グラニュー糖           150グラム
薄力粉              164グラム
アーモンドパウダー         38グラム
ベーキングパウダー        小3分の2
ココア               12グラム
クーベルチュール・チョコレート   63グラム             
溶かしバター            19グラム
オレンジピール           88グラム
アーモンドスライス         適量
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材料(Lサイズ食パン型1本分)
卵                4個半
グラニュー糖           180グラム
薄力粉              195グラム
アーモンドパウダー         45グラム
ベーキングパウダー        小1
ココア               15グラム
クーベルチュール・チョコレート   75グラム             
溶かしバター            22グラム
オレンジピール          105グラム
アーモンドスライス         適量