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ピンクのローズ型でしっとりオレンジケーキ

●オーガニックのオレンジが手に入ったらぜひ作ってみたいケーキですね。柑橘系の中でも甘夏や金柑などはお庭で育てている方も多いとか・・・オレンジの代わりにそれらをお使いいただいても、とても香りの良いケーキに仕上がります。それではシリコン型のローズでしっとりオレンジケーキを焼いてみましょう。しっとり感を出すために砂糖は粉砂糖にします。またアーモンドプードルを加えることでしっとり感だけでなくコクもプラスされます。オレンジの風味を増すために忘れてはならないものがあります。オレンジの皮のすりおろしです。焼きたても良いですが、出来れば冷蔵庫で丸一日冷した状態でいただくとさらにしっとり感が実感できます。ぜひお試しくださいませ。

材料(シリコンローズ型6個取り一枚分)
バター        110グラム
粉砂糖         70グラム
卵          Lサイズ1.5個
スーパーバイオレット  65グラム
アーモンドプードル   35グラム
オレンジピール(4等分してある市販のもの) 1枚
オレンジの皮の摩り下ろし  2分の1個

手順
1.オレンジピールとオレンジの皮のすりおろしの準備をしておきましょう。オレンジピールは極薄くスライスし、さらに小さくカットします。オレンジの皮のすり摩り下ろしは白いワタの部分が入らないよう、表面の皮部分だけをおろし金で摩り下ろしておきます。
2.ボウルに柔らかくしたバターを入れ、ハンドミキサーでミキシングしましょう。ふんわり空気を抱き込んだら粉砂糖を入れてさらにミキシングします。かなり白っぽくなってきました。
3.卵は別の小さめの容器に割りほぐし「2」のボウルに3回に分けて加えながらミキシングを続けます。このときの卵は室温に戻した卵を使いましょう。冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵を使用すると分離することがあります。卵を全て加えたらミキシングはここで終了です。
4.粉合わせをします。ふるったスーパーバイオレットとアーモンドプードルを加えスパチュラで合わせていきます。練るのではなくボウルを回しながらしっかりと粉合わせをします。粉気がほとんどなくなったらオレンジピールとオレンジの皮の摩り下ろしを加え全体に合わせます。これで生地は出来上がりました。
5.スプーンですくい型に入れていきます。空気が入らないように生地を入れることが大事です。途中で型をトントンと台に落とし、空気を抜きながら生地を入れましょう。理想的には表面や生地の仕上がりを均一にするための方法として、ちょっと面倒ですが絞り出し袋に入れて生地を型に絞り出すと良いですね。薔薇の花びらのデコボコがくっきりきれいに出ますし、ケーキ生地が均一な気泡に焼き上がります。ケーキをカットしたときに大きな気泡があるのは、空気が残ったまま焼いたことでできた穴です。ホームメイドのお菓子にそこまではこだわらないわというのなら、生地をスプーンですくって型に入れればOKです。あとは中央をへこまして周囲を盛り上げ180度のオーブンで15〜17分焼きましょう。
6.ケーキテスターを刺してみて生の生地が付いてこなければOKです。熱いうちに型から取り出して網の上で冷まします。完全に冷めたら乾燥しないようにラップなどでくるみ冷蔵庫で一晩おきましょう。焼きたても良いですが、一晩寝かせたしっとりとしたオレンジ風味のローズケーキはしっとり感がさらに増します。

※ 薔薇の花びらの焼き色をもう少し付けたいときの方法として二つあります。一つは型から取り出してからあらためて花びらの側を上にして天板に並べ、焼き色を付ける方法。もう一つは型に入れたまま焼き時間をプラスする方法です。あとの方法の型に入れたまま焼き時間をプラスする場合は、表面をアルミ箔で覆うと良いです。どうしても表面の焼き色ばかりが付きすぎてしまいますので、アルミ箔で覆うことで表面の焼き色が付きすぎるのを防ぎます。シリコン型は金属の型と比べ型離れは良いですが、シリコンに接した部分の焼き色が少々薄いです。いろいろと工夫しながら美味しそうな焼き色を付けることをお奨めいたします。

MEMO マトファのシリコン型の中でもこのローズ型は焼き色が付きやすいように感じました。抜群の型離れのシリコン型は焼き型としてだけでなく、冷し用の型としても幅広くお使いいただけることが嬉しいですね。薔薇のシルエットを活かして透明感のあるゼリーもとても素敵な出来上がりを期待できます。