いつもWINGをご利用いただきましてありがとうございます



●卵白が余ったときに作る代表的なクッキーのひとつに「ラング・ド・シャ」があります。薄く丸く搾り出し焼き上げるクッキーです。今回はちょっと嬉しいクラム・ピンに巻きつけて、コーンの形のラング・ド・シャをたくさん焼き上げます。食感が軽くついつい手が出る焼き菓子のひとつですね。瓶の容器に入れ細いサテンリボンで仕上げたら、お友達へのおみやげになりました。美味しさも食感もどこまでヨック・モックのシガールに近づけるか・・・・熱々のところをクラムピンに巻きつけて見た目もサイコー!!

●木製のクラムピンは巻きつけるとクッキーの水分を吸収してくれるので、上手に丸まると同時に乾燥してくれます。大きく焼いてくるくる巻きつけますか?それとも小さく焼いて軽くカーブさせますか?


材料(直径8センチ前後のもの約15枚分)
薄力粉            70グラム
砂糖(バター用)       40グラム
砂糖(メレンゲ用)      30グラム
卵白             2個分
バター            80グラム



1.ボウルに室温に戻し柔らかくしたバターを入れハンドミキサーでホイップします。だんだんと白っぽくフワっとなってきました。そこへ砂糖(バター用)を加えさらにミキシングします。
2.別のボウルに卵白を入れメレンゲを作っていきます。最初は卵白だけでミキシングします。かなり白っぽくなってきたら砂糖(メレンゲ用)を加えてさらにしっかりとしたメレンゲに仕上げます。
3.「1」のボウルに「2」のメレンゲを半分加え再び攪拌します。ホイッパーはここまで。スパチュラに持ち替えてふるった薄力粉を加え粉合わせします。粉がなじんできたら残りのメレンゲを加えさらに均一にします。これで生地は完成!あとは天板に絞るだけ。
4.絞るときのアイテムは、最近ちょっとお気に入りの「アイシングセット Deluxe Icing Set 搾り出しツール」を使います。透明ケースの容量は少ないのですが、生地を追加するのが簡単なので、ついつい手を伸ばしてしまうキッチンアイテムです。小さな丸の口金を使い、直径6〜7センチくらいの円を搾り出します。中心の部分からぐるぐる搾り出します。あるいはアイスクリームスクープを利用するのも良いですね。この場合は生地はおだんご状に盛り上がっていますから、バターナイフなどで薄く平らになるよう広げます。
注:生地は横に大きく広がりますから、しっかりと間隔をあけて生地を搾り出してください。また均一に薄く伸ばすことも大事なので、今回使用した「アイシングセット Deluxe Icing Set 搾り出しツール」はかなり使えました。

●アイシングセットを見てみる→http://item.rakuten.co.jp/tubasa55/nopro-np-3566/
●アイスクリームスクープを見てみる→http://item.rakuten.co.jp/tubasa55/nopro-np-673/

5.150度のオーブンで3分、生地が横に広がってきたら180度で3〜3分半、クッキーのまわりに、ほんのり焼き色がついてきたらオーブンから出します。熱いうちにフライ返しでそっとすくい、クラム・ピンに巻きつけます。クラム・ピンの先っぽに巻き付ければ小さな三角のスコーン型に。半分は平らなまま網の上で冷まし、二つの形のラング・ド・シャが出来上がりました。ご家庭のオーブンにより温度は様々ですので、今回のちょっとデリケートなクッキーは焼き上がりの最後の段階に入ったら設定時間より焼き色でタイミングを見てください。
※ 生地が冷めたらお気に入りの瓶に入れ、細いサテンリボンで可愛く仕上げます。お菓子作りは仕上げが大事!ラッピングが上手に出来るとクッキー作りの充実感もアップします。

MEMO お菓子作りをしているとなぜか卵白が余ることが多いのは、なぜなのでしょうか・・・・卵黄が余った場合は一般的にはカスタードクリームが定番ですね。でも我が家では余った卵黄で同じ量の全卵を加えた玉子焼きもよく作ります。卵液が濃厚なので桃屋のちらし寿司の素(甘辛く煮たしいたけやニンジン、たけのこ、油揚げがはいった瓶入りのもの)と合わせるとコクが出て、この厚焼き玉子はなかなか好評です。(余談ですが・・・)

卵白は冷凍保存が出来ますから、時間がないときはとりあえずラップに1個分ずつくるみ、キュっとゴムで結んでおくと便利です。まん丸の卵白を作る感じです。こうして冷凍庫で保存しておくと3〜4週間は新鮮なまま保存できます。必要なときに個数分だけ取り出し、他の材料や道具の準備をしている間に解凍されますから便利です。いろいろ無駄なく使ってまいりましょう。