シフォンケーキ プレーン生地





材料
●基本のふわふわシフォンケーキをマスターして、いろんなフレーバーのシフォンケーキを楽しみましょ!ケーキ作り初心者の方でも卵の泡立てさえ確実にできれば、失敗の少ないケーキです。まずは一番やりやすい直径17センチではじめてみましょう。
材料(底取れタイプ直径17センチセンチのシフォン型一台分)

卵黄              Mサイズ3個
卵白              Mサイズ4個
砂糖              70グラム
              (20+50グラムに分けておきます)  
サラダオイル          30CC
牛乳              30CC
スーパーバイオレット      70グラム
卵黄
注:シフォンケーキを焼くときは敷き紙は使いません。ケーキ生地が型に張り付くことが大事なのです。焼き上がったあと型を逆さまにして冷まします。こうすることで生地がしぼんでしまうのを防ぎます。ぺったりと張り付いた生地をナイフあるいは竹串を縦に大きく使って型からはがします。ですからご使用になる型は底取れタイプのシフォン型をお奨めいたします。

1.今回はボッシュのミキサーで卵黄用と卵白用のボウル2個使って泡立てます。シフォンケーキを作るときだけはボウルとウイスクが2個ずつあると本当に便利です。まず卵黄をボウルに入れ、砂糖20グラムを加えます。加えると同時にすぐにミキシングを始めます。卵黄は水分が少なく砂糖を加えてそのまま放っておくとブツブツしてきますので砂糖を投入したらすぐにミキシングを始めましょう。途中でマシーンを止め側面の混ざりきらない卵黄をよく合わせます。そして再度ミキシングです。徐々に白っぽくもったりしてきます。この間スピードはずっと高速の「4」のままで良いです。
2.次にサラダオイルを加え再度ミキシングをします。
3.次に牛乳も加え同様にミキシングをします。かなり生地はゆるくなりました。
4.ここでウイスクからビーターに羽を変えます。2回ふるったスーパーバイオレットを加え、ビーターの羽でスピードは「2」です。30秒ほど粉合わせします。粉気がなくなったらOKです。
卵白
5.いよいよ卵白を泡立てます。もう一つのボウルに卵白を入れ泡立てていきます。まず卵白だけをミキシングしてかなりフワっとするまで泡立てます。(高速の「4」でおよそ1分30秒〜2分くらい)そして残っている砂糖50グラムを加えさらにミキシングします。高速の「4」で1分くらいのミキシングでOKです。マシーンを止めピンと角が立つくらいになったでしょうか。もしまだのようでしたら、様子を見ながらしっかりと泡立ててください。この卵白の泡立ては膨らみに影響しますので重要ですよ。マシーンを使うのはここまでです。

6.「4」のボウルにメレンゲの3分の1を加え、泡だて器でメレンゲを馴染ませます。次に残ったメレンゲの半分を加え、ここからは穴あき木べら(なければスパチュラで)に持ち替え、底の方からしっかりと、大きく木べら合わせましょう。この段階では粉気はないはずですから、メレンゲの泡をつぶさないように、全体に均一に行き渡せる感じで合わせます。

7.次に残ったメレンゲをすべて加え、全体を粘らないように大きく、合わせていきましょう。メレンゲだけの部分が残らないよう、泡をつぶさないよう均一に合わせます。(穴あき木べらでおこなうと、メレンゲが馴染みやすいです)

注:余談になりますが、このときの生地の比重は、0.37〜0.39くらいまでに仕上げてあればOKです。これより重いと膨らみがやや欠けます。

8.さていよいよシフォン型に流し入れます。生地の重さに合わせるようにボウルを傾け生地を型に流しいれると良いです。またボウルにへばりつくようにくっ付いている生地は型の真ん中ではなく、隅っこの方へ流し入れると良いです。型に流し入れたら7センチくらいの高さから1回だけ型をトンと落とし、大きな気泡を抜きます。
焼き上げ
9.180度に予熱したオーブンで15分、170度に下げて10分焼きます。時間まで焼きケーキテスターを刺してみて生の生地が付いてこなければOKです。逆さまにしてクールスタンドあるいは瓶にかぶせて冷まします。完全に冷めるまで逆さまにしたままです。こうすることでしぼむのが防げます。

10.完全に冷めたら、シフォンケーキ用のナイフで外周の生地を型からはがします。側面が型からはがれたら、今度は内側の煙突部分です。そして煙突部分を持って型から抜き、最後に底部分をはがします。無事型から外せました。

11.カットすると時は包丁の刃を長く使い、押して切るのではなく、引いてカットすると上手にカットできます。まずはお皿に取り分けたら、クリームなどは副えずにそのまま召し上がってみてください。フワフワ生地がとてもくせになるシフォンケーキに仕上がったでしょうか。



MEMO 画面でも登場しておりますがシフォンケーキは卵黄と卵白のそれぞれの材料を手早く泡立て、そして両方を合わせ、型に流し込んで一気に焼き上げるのがポイントです。ひとりで作業するのですから、あらかじめ準備できるものは全て用意しておきましょう。ボウルとウイスクが2個ずつあってよかったと実感できるケーキですが、ボッシュのボウル1個で行う場合は、卵黄の生地をボッシュで作り、卵白は別の大きめのボウルに入れて、ハンドミキサーを使って泡立てると良いでしょう。またボッシュのマシーンをご使用にならない場合はボウル2個は必要です。また泡だて器も2本あると便利です。ハンドミキサーをご使用になる場合は卵黄の生地が出来上がったら、ハンドミキサーの羽をきれいに洗い余分な水分をしっかりとふき取ってから次の卵白の泡立てに取り掛かりましょう。卵白の泡立てでしっかりとしたメレンゲに仕上げるには、ボウルと泡だて器に油分や水分が付いていないことが大切です。

◎また、焼き上がったら、完全に冷めるまで逆さまにしておくことをお忘れなく!冷めるまえに型から外すと、生地がへこんでしまうことがあります。冷蔵庫で一晩寝かせてからいただくと、卵の味も落ち着き、しっとり美味しくいただけます。
使った道具