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●ポルチーニ茸のキッシュに挑戦!

●スマートなタルト型でキッシュを作ってみませんか?サクサク生地が美味しいキッシュを贅沢に味わいたくて、今回はポルチーニ茸を入れて焼き上げました。リゾットでよく使われるポルチーニ茸ですが、香りがバツグンに良いのでキッシュでも味わってみたいと思います。

一般的にはちょっと手に入りにくい食材ですが、乾燥タイプでしたら「紀伊国屋スーパー」や「田園」「ナショナル麻布マーケット」、ネットでもイタリア食材を扱っているお店で売っています。同じきのこ類ですが、しいたけやシメジ、舞茸ですとどうしても和風になってしまいますので、今回は頑張ってポルチーニ茸を手に入れて頑張りましょう。(楽天市場でも売っているお店がいくつかありました)

●作業工程は、焼き上げが2回になります。

1、まずキッシュ生地を作って焼き上げます。
2、それから中に注ぐアパレイユを作り、もう一度生地に流し込み焼き上げます。


この2度の工程によりサクサク生地のキッシュが出来上がります。少々手間はかかりますが、吟味した材料を十分に堪能できるお食事用のキッシュは最高です。ぜひお試しくださいませ。大事なポイントはキッシュ生地をプックリ膨らませずに焼き上げること!


材料(24×10センチ長方形のタルト型1台分)

◇キッシュの台の材料◇
(パート・ブルゼ)として
薄力粉     115グラム    
バター      56グラム
卵黄       小1個     
水        21CC
塩       ひとつまみ

◇アパレイユ◇
(焼いた台の上に流し込む生地です)
全卵       小3分の1個 
卵黄        1個  
牛乳       50CC 
生クリーム    50CC
塩        ほんのひとつまみ 
こしょう     少々(お好みで加減してください)
ポルチーニ茸  乾燥したもの5グラム(水に戻しておきます)
グリエールチーズ 30グラム  
ほうれん草    5分に1束(ゆでて水気を絞って2センチにカット)  
ベーコン     20グラム

手順1さくさくキッシュ生地を作ります

1.冷蔵庫で冷やしてあるバターを1.5〜2センチ角に粗くきざみます。

2.今回はクイジナートのフードプロセッサ―7カップで生地作りをします。ワークボウルに羽をセットして、分量の小麦粉と塩ひとつまみを入れます。粗くカットしたバターを加え、バターが細かくなるまで、2〜3秒ずつ5〜6回にチョップします。さらに様子をみながら、バターが小豆より小さくなったらチョップは終了です。

3.分量の水と卵黄を溶いておきます。そして粉の上に注ぎながら、数回に分けてチョップします。パルスボタンを2〜3秒ずつ様子を見ながら押して、馴染んだところでOKです。やり過ぎないように注意!(フードプロセッサーを使用しない場合はボウルに小麦粉を入れ、冷やしてあるバターを刻み小さくなったところで卵液を加え合わせます)

4.パラパラの生地をビニール袋に入れて袋の外から手で押してひとまとめにします。そして板状にし、ここで一旦冷蔵庫で生地を15分ほど休ませます。




手順2生地を伸ばします

5.休ませた生地を取り出し生地を伸ばしていきます。冷蔵庫から出したばかりの状態はかなりポロポロです。

ですのでビニール袋に入れた状態のまま、手のひらで押して3つ折りという作業を2回行うとやり易いかもしれません。

これで生地が少し落ち着きました。まとめることは重要ですが、大事なことは折りたたみながらまとめていくということです。こねてしまうとサクサクにはなりません。

6.次に打ち粉をふった台に取り出し、麺棒で伸ばしてたたむという作業を行います。目安は3つ折りを2回行います。型の大きさより、ひとまわり大きめに台の上で伸ばします。この時の打ち粉は強力粉です。





手順3 生地を型に敷き込んで焼き上げます

7.型は底の取れるタイプをおすすめします。伸ばした生地を型にかぶせます。ピッタリではなく内側に生地を入れ込む感じでゆったりとかぶせて下さい。

麺棒をゴロンと転がし型の縁部分で生地をカットします。型の側面のギザギザに合わせ、丸いお箸などでぴっちり沿わせていくと良いです。そして冷蔵庫で30分ほど生地を休めます。冷蔵庫で休めることで、生地が必要以上にぷっくり膨らみすぎず、引きしまった台に焼き上がります。(充分に生地を冷やしてから焼き上げないと生地が膨らみすぎて後でアパレイユを流すことができなくなってしまいます

8.オーブンを200度に予熱しておきます。 休めた生地にフォークの先で穴をあけます。190度で15分焼き、その後170度に下げ9分焼きます。薄い焼き色でOKです。中身のアパレイユを流し込んで、もう一度焼きますから、こんがりでなくても良いのです。(画像の焼き色もかなり薄いですが、生地に砂糖が含まれていませんので焼き色はかなり薄いです)










手順4  焼いた台の上に流し込む「アパレイユ」の準備と最後の焼き上げ

9.グリエールチーズが手に入らない場合は、パルメザンチーズでもOKですが、はやりお味の点から言いますと、しっかり熟成されているグリエールチーズが最高です。チーズ売り場で選ばれる時は、あえて賞味期限の近いもののほうが、熟成されていてよろしいかと思います。チーズおろしで細かくおろします。

10.ベーコンはできれば、かたまりのもので燻製のよくきいているものを選びましょう。薄切りにしてから5ミリ幅くらいにカットします。

11.ほうれん草は茹でて水気を絞り、2センチにカットしておきます。

12.乾燥のポルチーニ茸はぬるま湯に約30分浸しておきます。柔らかくなったポルチーニ茸は軽く絞り、小さめにカットします。フライパンを熱しバターで炒めて軽く塩コショウしておきます。

13.アパレイユの材料の準備をします。ボウルにアパレイユの材料を全て入れ、よく合わせます。塩は溶けにくいので、しっかりとかき混ぜておきます。

14.焼き上げたキッシュの生地の上にアパレイユをお玉ですくって流し入れ、170℃のオーブンで25分じっくり焼いていきます。表面がこんがりきつね色が目安です。

15.焼き上がったら型に入れたまま少しあら熱をとり、召し上がってみてください。

MEMO 甘いケーキにちょっと飽きたらぜひお試しください。「ポルチーニ茸」さえ手に入ればあとはやる気だけ!手間のかかるキッシュですので、ぜひ「ポルチーニ茸」を手にいれてお試しくださいませ。また今回の倍の量で2つ焼き上げてもいいですね。1つではアッという間に完食してしまうくらい美味しいキッシュです。冷めたキッシュはオーブントースターで温め直してどうぞ。