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黒豆
●黒豆は豆の種類、生産地によって価格がかなり違います。丹波の黒豆はお値段も良いですが、一粒の大きさも大きく、ふっくら煮上がったときにはこれを選んでよかったと感じる黒豆ですね。時間はかかりますが、お正月には欠かせない黒豆です。底の分厚い大きなお鍋で煮ると上手に仕上がります。
材料
黒豆 300グラム
砂糖 180〜200グラム
塩 一つまみ |
手順
1.黒豆はざっと洗ってから大きめなお鍋に入れ、たっぷりの水を張って一晩おきます。
2.黒豆の入ったお鍋を火にかけ中火で煮立たせます。煮立ってきたら弱火にして時々アクをとりながら煮続けます。このとき大事なのは黒豆が煮汁から飛び出さないよう差し水をすることです。途中で数回差し水をしながら柔らかくなるまで煮ます。豆がお鍋の中で踊ってしまうことのないよう、ごく弱火(ほたる火)でコトコト煮ます。またアクを取ることで煮汁が減りますから必ず差し水を忘れずに!お豆の表面の乾燥を防ぐために、オーブンペーパーを落とし蓋代わりに使うのも良い案です。
3.一粒食べてみて、ふっくら柔らかくなったら分量の砂糖の3分の1を加えます。10分ほど煮立て火を消します。このまま一晩おきます。
4.そして翌日砂糖を加えもう一度ひと煮立ちさせます。そしてそのまま一晩おきます。お豆が煮汁から飛び出さない状態で味を十分しみ込ませます。こうすることで皺のないふっくらした黒豆に仕上がります。この作業をあと一回おこなって、砂糖が全量加えたら次へ進みましょう。
5.煮汁を50CCほど容器にとり、そこへ塩一つまみを入れてよくかき混ぜます。塩は溶けにくいのでここで完全に溶かしてから煮汁に戻します。最後にひと煮立ちさせてもう一晩置いて出来上がりです。
MEMO 黒豆は時間がかかりますが、味をしみ込ませるために必要な時間です。最初のひたひたを保ちながら弱火で煮る作業を完璧に行えばふっくらした黒豆に仕上がります。しつこいようですが、忘れてはならないことは、煮汁から飛び出さないようにしておくことです。ひと煮立ちするごとに水分が減っていきますので、その際必要であれば水を少量加えひたひた状態を保ちながら仕上げましょう。また砂糖を3回にわけて味を含ませることでふっくらした状態をキープできます。
注:砂糖を加えたらひと煮立ちさせて火を止めます。砂糖を加えてからコトコト煮るのではなく、砂糖を加えたら味がしみ込むまで時間を置くことが大切です。
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