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●スイートポテトも食べたい・・・!でもマロンはもっと食べたいー!だから相性抜群のサツマイモとマロンをタルトの中に封じ込めました。買ってきたタルトではこうはまいりません。マロンの量に驚いてください。
スイートポテトタルトはこちらから→

●大学芋も食べたい、でもタルトも食べたい・・・そんなわがままなタルトもお家のキッチンなら簡単?です。そんなときは素直に大学芋でタルトを焼きましょう!!
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●お店屋さんみたいなブルーベリーのタルトを作ってお友達をお茶にお呼びしたい。それならブルーベリーのシロップ漬けの缶詰を使ってタルトを作りましょう
ブルーベリーのタルトはこちらから→

・・・・そんなこんなで今日は二日間かけて3種類のタルトをおうちのキッチンで全部焼き上げてしまいましょう。。。もちろん1日でタルト生地からフィリング作り、仕上げまでやってしまうのはちょっと、かなり、相当無理がありますので、気力と体力を万全に調えてのぞみましょうね(ハチマキと可愛いエプロンを忘れずに、お子様の次のテストのことはすこーし忘れて、キッチンにこもるのもよいかもしれません)


タルト生地


●クッキーのようなタルト生地が大好きな方はきっと多いことでしょう。小さめサイズのタルト型でたくさん焼くのは、タルト屋さんになった気分にひたるため。ホクホクのサツマイモとアグリモンタナのマロンをたっぷり敷き詰め、秋をいただいちゃいましょう!今回使用いたしましたタルト型は直径が14センチと小さめなのです。だから、大きなオーブンなら一度に4個のタルト型が並びます。小さめオーブンでも2個ならOKでしょう。今日から私はタルト屋さんです!ここではタルト生地の説明をいたします。フィリングに関しては別のページにレシピをアップいたしますのでそちらでご覧下さい。(レシピはかなり大量ですので、呆れないで最後までお付き合いくださいませ)

まずは基本のタルト生地から


◇タルト生地◇
材料(直径14センチのタルト型2台分)
薄力粉          120グラム
アーモンドプードル     35グラム
粉砂糖           30グラム
バター           90グラム
卵             Sサイズ1個
水             小2


今回使ったのはフランスの名門ゴーベル社のタルト型です。
しっかりした作りで定評があります。


手順
◆タルト生地を作ります◆

1.キッシュやタルトのような生地はフードプロセッサ―がなかなか便利ですが、今回はマシーンを使用せずにスケッパーを使いボウルの中でバターをきざんで作っていきます。この作業はそれほどたいへんな作業ではありませんのでザクザクきざんでやってしまいましょう。深めのボウルに薄力粉・アーモンドプードル・粉砂糖を入れます。そこへ冷蔵庫から出したバターをのせます。始めはバターが大きいので頑丈なスケッパーでやると良いです。カチンカチンのバターをいきなりパイブレンダーでカットするとパイブレンダーの刃が歪んでしまいますので、まずはスケッパーでザクザク小さくし、ある程度小さくなったら、パイブレンダーに持ち替えてやると作業がスピードアップします。(今回は粉類をふるわなくてOKです)

(新品のタルト型をはじめてお使いになる際には、リオスプロをシューッと型に吹き付けてから、タルト生地を敷いてください。使い込んだタルト型をお持ちでしたら、何もしないで生地を直接敷きこんでも大丈夫です)







2.小豆の粒ほど大きさになったら終了です。卵黄と水を溶いた液を少しずつ注ぎながら、粉全体にしみ込ませる感じでスパチュラで底の方から全体を練らないように合わせます。ここでは生地全体に水分が行き渡るようにするのが大事です。パラパラな感じになれば良いです。


3.それでは生地をまとめていきましょう。まとめる作業はビニール袋に入れることで行います。ビニール袋(30×35センチ位)に生地を入れ、手のひらで押して平たく伸ばします。ビニール袋の中でやるから粉は飛び散りません。薄く伸ばしたら半分にたたみます。そしてまた手のひらで押し薄く伸ばし半分にたたみます。もう一度薄く伸ばしたらこれでOKです。ビニール袋に入れた状態で冷蔵庫で40分ほど寝かせます。


(タルト生地のような油脂の多い生地は大理石ののし板の上で扱うと扱いやすいです



4.寝かせた生地を打ち粉を振った台に取り出します。上にも打ち粉をして麺棒で元の大きさの3倍くらいに伸ばします。表面の打ち粉を刷毛で落とし三つ折りにします。この作業をもう一度行って折りたたむ作業は終わりです。型に合わせて大きく伸ばします。


5.パイカッターで生地を丸くカットしますが、カットする大きさは型よりも大きめにカットします。見た目の丸い形の印象ではなく、高さを考えてその分大きめにカットする丸を決めます。つまり底部分の直径に高さをプラスした丸になるようカットします。直径+型の高さ×2=カットする円の直径となる訳です。


6.生地を丸くカットしたら、タルト型にのせます。上から手の平と指を使ってギュッと押さえ、生地に貼り付ける感じで型にフィットさせます。タルトタンパーなどがありましたらそれを使うと良いですね。手の温度が伝わらずに生地を敷きこむことができます。


7.ここで一度冷蔵庫で30分ほど生地を休めます。こうすると、生地が必要以上にぷっくり膨らみすぎず、プクプクしない台に焼き上がります。この間にオーブンを180℃に予熱しておきましょう。


8.30分たったら冷蔵庫から出して、フォークの先で生地に穴をあけます。ピケ(穴を開けておくこと)することはとても大事です。生地がプックリ膨らんでしまうのを防ぐためです。ピケした生地に丸くカットしたオーブンペーパーを敷き、重石をのせて180℃で10分。さらに重石とオーブンペーパーを取り外して170℃で6分焼きます。薄い焼き色がめやすです。もしまわりの部分だけに焼き色が付くようでしたらアルミ箔で周囲だけを覆いましょう。


9.焼き上がったら型に入れたまま網の上で冷ましましょう。


MEMO クッキー生地のタルト生地は、もうそのままでもとても美味しいくて、サクっとした食感はとても好評です。タルト生地だけを多めに作って冷凍する場合は、必ず薄く伸ばした状態で密閉し保存しましょう。これなら作りたいときにいつでも自然解凍させて、型にギュっと敷き込み、気軽にタルトが出来上がりますね。実は、我が家の冷凍庫には下敷きのように薄く伸ばされたタルト生地が本のように並んでいます。


さらにこんなことも・・・一度に5枚、6枚焼き上げ、冷めたらラップで包み冷蔵庫で保存していただくと2〜3日ならお味も変わりません。後日フィリングを準備しても良いですね。